旧盆明けから、どれだけの雨が降ったでしょうか。
しかし、ニュースでは四国は水不足です。
四国の水不足のニュースでは、必ず登場する早明浦(さめうら)ダムの生活用水の貯水率がゼロ%になりました。
それでも、発電用の水が2600万トンあるため、それを使って何とかしのぐそうです。
原因はわかりませんが、雨が多すぎる地域と足りなさ過ぎる地域の差が極端です。
どれほど、文明が進歩しても、人間が必要とする水の多くは『天からのもらい水』、つまり雨に頼っています。
水という物資は、運ぶのに最も手間、金がかかります。
石油、天然ガスのようにパイプラインを敷設して運ぶとコストに大きく跳ね返るのでしょう。
しかし、そんなことを言っていられない時代が来るかも知れません。
昔の漫才のギャグに『小さな親切、大きなお世話』がありました。
こちらが親切、善意で行なっても、相手からみれば『迷惑』を端的にあらわしています。
国、民族が異なり、そして政治的立場がちがえば、迷惑を通り越して、『敵対行為』になります。
今回のアフガニスタンで起きたNGO団体の職員が殺された事件は、まさにそれです。
その人は、農業指導のために現地で活躍していましたが、その地のゲリラ、反政府、反米の組織から見れば、敵以外の何者でもないのでしょう。
まだ31歳の若さで、異国に死すとは、なんともいいようがないことです。
善意だけでは我が身を守れない、紛争地域では覚悟しなければならないことです。